起動USBメモリの作製

USBメモリから起動させるには

USBメモリから起動するには

  1. USBメモリのハードウェア特性
  2. 起動PCのBIOS
  3. USBメモリのフォーマット形式やブートセクタの状態
  4. USBメモリに書き込まれたファイル構成

などの要件が全て満たされている必要がある。たとえば少し古いパソコンだと、BIOSがUSB機器を認識しないなどということがあるので、こういうものではUSBメモリから起動できない。

このことについてここで詳しく述べていたら、VistaPEに関する話題よりもはるかに多くのページを費やさねばならないし、それ以前にそもそも私に知識が無い。

興味のある方は以下のリンクを参照して欲しい。

USBブート推進協議会

一般的に言えることは、USBメモリ経由のブートはCD/DVD経由のブートよりも環境依存性が大きいということだ。しかし最近流行のネットブックのように光学ドライブをそもそも搭載していないPCが増えてきた事を考えると、USBメモリからのブートに対する需要が増していることは間違いない。

自分の環境でブートできるのかどうかというのはやってみなければ分からない。余っているUSBメモリとかがあれば実験してみればよいし、実験に使えるUSBメモリが手元に無ければ、メモリカードリーダ&メモリカードを代わりに使うという手もある。

ひとつ私が強調しておきたいことは、上の要件の3番目のフォーマットとかブートセクタについてである。初心者は、必要なファイルさえUSBメモリに書き込めばよいと勘違いしがちである。フォーマット・ブートセクタというのはExplorerからは見えないので概念を理解し難いのだと思う。詳しいことは知らなくても良いから、VistaPEを起動させるには適切なフォーマット形式やブートセクタが必要だということだけは覚えておいて欲しい。それを実現する方法をこのページで紹介する。

作製方法

前章で解説した、CD-RブートのWinPEを作る作業は完了させておかねばならない。この章では、前章でExplorer&IE7を組み込んでビルドが無事に終了した状態からの続きを例として解説する。フォーマットして中身が消えてもかまわないUSBメモリをPCに接続する。

1.WinBuilderのメイン画面で

  1. Create ISO/CD/USBの部分をクリックする。
  2. 参照ボタンで、USBメモリのドライブを指定する。
  3. スクリプトに一部間違った記載があるために、それを修正しなければならない。今回はファイルが1つだけなので、WinBuilder上で修正しよう。Editボタンをクリック。

Create ISO/CD/USB

2.画面が切り替わるのでSourceボタンを押す。

Source

3.スクリプトのコードが表示される。63行目の -f という部分を探して削除する。

-f を削除

4.削除が終了したら、Saveボタンを押し、右上の赤い×印を押して編集画面を閉じる。

save

5.メイン画面に戻るので、再度ドライブ名がUSBメモリのもので間違いないことを確認する。もしも間違って大事なドライブを指定すると、その中身は完全に失われてしまうので、慎重の上にも慎重に確認すること。

正しく指定したことを確信できたら、Make USB boot Driveボタンを押す。

Make USB boot Drive

6.以下のようなメッセージが出る。「フォーマットはNTFS推奨だよ。でもFAT32でもいいよ。」と言う意味である。OKを押す。

フォーマットの注意事項表示

7.続けてHP USB Disk Storage Format Toolsが起動する。今回はドロップダウンリストからFAT32にしてみた。Startボタンで続行。これによってフォーマットとブートセクタの書き込みが行われる。

HP USB Disk Storage Format Tools

8.「デバイス上の全てのデータは失われるけどいいかい?本当にフォーマットしちゃうよ」と訊いて来る。はいをクリック。

確認メッセージ

9.フォーマット結果が表示される。OKを押す。

フォーマット結果

10.再びHP USB Disk Storage Format Tools画面に戻るのでCloseボタンを押す。

Close

11.コマンドプロンプトが起動し、ROBOCOPYで必要なファイルがUSBメモリにコピーされていく。

ROBOCOPY

12.以下のメッセージが出たら無事終了。

成功メッセージ

スクリプトの修正をしたので多少長ったらしいが、一度修正してしまえばその後はダウンロードして上書きしてしまわない限り修正は不要だ。あとはWinBuilderが系統立てて順次実行してくれるので、思いのほか簡単な作業であることがわかるだろう。さらに次の項目で書いたように、2度目からはフォーマットも不要になるのでもっと楽になる。

フォーマット済みのUSBメモリの場合には

1度上記の方法でフォーマットしたUSBメモリは、再度別のアプリケーションでフォーマットしない限り、2回目からはフォーマットする必要はない。カスタマイズを変えてアプリの構成をやりなおしただけなどという場合には、Copy Files(Only)を選ぶ。

Copy Files


<目次へ> <前のページへ>