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2004.12.23
INASOFT分店!?
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【管理人のひとりごと】

上に行くほど新しくなっていきます。

●2004/12/23

緊急起動ディスクのコーナーのCD-R版のページを全面書き換えしました。仮想FDを使うことで、フロッピードライブを持たないパソコンだけでも作製できるようにしました。今回はフロッピーイメージをブータブルCDイメージに簡単に変換することができるソフトを見つけたので、総合的には今までよりもスピーディーに緊急起動ディスクの作製ができるようになったと思います。

それに伴って、従来紹介していた【Super ウルトラISO 体験版】を使わなくなったのですが、これは本当に(・∀・)イイ!!ソフトで、このまま引っ込めるのはもったいないので、新コンテンツ「CDブートの回復コンソール」のほうで活躍してもらうことにしました。回復コンソールって名前は聞いたことがあるけど、なんだかややこしそうなので使ったことがないという人に、ぜひ1度試して欲しいと思っています。このディスクを作って保存しておけば、万一のトラブルの際の救世主になるかもしれません。フロッピー6枚方式だと、4枚目だけがどこかに行ってしまって見つからないなどのつまらないことが起こったりしますが、CD1枚にまとめておけば大丈夫。XPのインストールディスクを持っている人にとれば必要のないものだけど、SP2にアップグレードして使っているがインストールディスクはSP1用などという場合は、やはり作って置く意味が出てきます。

Googleで調べたけれど、不思議なほど、この6枚のフロッピーディスクを1枚のCDにまとめるというネタはないんです。98のFD起動ディスク2枚を1枚のFDにまとめる方法はかなりのサイトで扱っているんですけどね。まあ普通に作ろうとすると、比較的ややこしい作業を要求されるからかもしれません。今回【Super ウルトラISO 体験版】の最新版が出て、ほとんどの作業をこのソフトだけでできるようになりました。解説ページでは必要以上に画像を多用しています。よほどスキルの低い人でなければ、このとおりにやってもらえれば作製できると思います。

しかし本来は、マイクロソフトが、FD用だけではなく、CDイメージの配布もしてくれれば、こんなコーナー不要なんだけど。

●2004/12/12

当サイトの掲示板には、【すっきり!!デフラグ】とWinXPのログオン関連のトラブルの質問が多いのですが、実を言うと私はこの質問が苦手です。なぜかというと私自身は管理者権限の単一ユーザーで使っているからです。パスワードも設定しておらず、ようこそ画面経由で何もしなくてもXPが起動します。家族しか使わないので、こんな呑気な設定にしています。

ところでこの「ようこそ」ですが、この文字は画像ではないようで、どうやら変更できそうだと思い、実験してみました。結論から言うと見事成功しました。このカスタマイズは、どんなに要望しても【いじくるつくーる】には採用されないと思うので(笑)、まあちょっと方法を書いておきます。やり方を誤ると二度とOSが起動しなくなりますので、自信のない方は安易に真似しないで下さい。

まず、「ようこそ」という文字が、いったいどこに保存されているのかという事ですが、これはレジストリとかINIファイルの中ではなく、logonui.exeという実行ファイルの中のリソースとして存在します。logonui.exeは普通C:\WINDOWS\system32の中にあります。おなじみのシステムフォルダですね。このlogonui.exeをリソースエディタで開いてみましょう。
logonui.exeのリソース
ありましたね〜。この反転部分を書き換えてしまえばいいのですが、logonui.exeは重要なファイルですし、システムの保護が働いてセーフモードにしないと書き換えさせてくれなかったりしますから、直接書き換えるのは止しましょう。

そこで、logonui.exeをいったんどこかへコピーします。仮にC:\Logon\logonui.exeにコピーしたとしましょう。そうしたらこちらをいじくります。私が実験した時間が日曜の昼下がりということもあり某師匠を思い浮かべて、「ようこそ」を「いらっしゃ〜い」に変更し上書き保存しました。4文字が7文字に増えていますから、ファイルのサイズを変更しても書き換えOKなソフトを使う必要があります。今回は図にある通り、eXeScopeを使いました。

さて、logonui.exeのコピー先をカスタマイズしても、このままではOSはオリジナルであるsystem32フォルダのlogonui.exeの方を読みに行くので、「いらっしゃ〜い」が反映されません。OSがどのファイルを読みに行くかはレジストリに設定されているので、レジストリを書き換えて対応します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\WinlogonUIHostの値が標準で logonui.exe になっていると思うので、今の場合これを C:\Logon\logonui.exe に変更します。

さてこれで準備完了です。いったんログオフないし再起動して、ログオン画面を表示させて見ましょう。おもわずニヤリとしてしまうこと請け合いです。お国柄にあわせて、「おいでやす」とか「ようきんしゃった」などにすると楽しいかも。ちなみに上図の1.2.3.はフォントの設定なので、お好きなフォントにも設定できます。

なおレジストリを直接書き換えるよりも、【Logon UI Customizer】のようなソフトを併用したほうが簡単ですし、標準状態に戻すのもラクです。

●2004/12/ 2

私には3人の子供がいまして、現在、一番下の5歳の娘が毎日ハマっているのが、BSジャパンの「東京ミュウミュウ」です。この番組は平日の朝7:50から放送されているんですが、なんでこんな時間にしたんですかね。うちの子は保育園児で9時始まりだから余裕で見れるんですが、この番組の主要ターゲットと思われる小学生女児は、これ見てたら完全に遅刻してしまいます。

ということは、テレビ局が考えているターゲットは、子供ではなく、もう少し年齢の高い、女性じゃないほうの性のひとたちなんでしょうねぇ。そういえば、小さな子供がとても起きていないような深夜にも、この種の番組が放送されたりしていますしね。

私には3人の子供がいまして(笑)、一番上の子は中学1年生の男子なんですが、こいつが英単語が苦手なんですわ。「中一の英単語くらい簡単だろ(怒)!nyuじゃなくてnewだろっ!。」などという感じ。なにか興味を持てるような英単語勉強法はないかなと思っていたら、こんなのが。う〜ん、こんな分野にも、この種のムーブメントは侵食し始めているんですね。オジサンはびっくりです。

ところで、プログラミングするような人たちは、なぜアニオタが多いんでしょう?アキバ系という言葉は、PCの自作に興味のある人たちのことではなく、なぜあの種の趣味の人たちを表すんでしょう?アニメとパソコン技術って、なにか根底で共通する部分があるんですかね。

●2004/11/29

【いじくるつくーる】に関しては、あまり今までこのページでネタにしたことがないので、ちょっと書いてみたいと思います。

このソフトはWindowsの環境をカスタマイズするソフトで、同じカテゴリーには、【窓の手】・【窓使いの友】・【Win高速化PC+】など、そうそうたるライバルが存在します。またマイクロソフト純正ともいえる【TweakUI】も同じカテゴリーに入るでしょう。

そもそもこの種のソフトの目的は、それほど専門的な知識がない人でも、手軽に安全に、そして普通では変更できない部分までもカスタマイズすることが可能になる点にあると思います。

そういった意味では、最近人気の【Win高速化PC+】は、項目に関する解説が画面に同時に表示されるため、ユーザーがそのカスタマイズの意味合いを理解したうえで使えるという大変優れたユーザーインターフェイスだと思います。【TweakUI】にヒントを得たものと思いますが、別途ヘルプを開かなくて済むというのは、大変使い心地が良いものです。

さて、我らが(笑)【いじくるつくーる】の特徴はというと、

というあたりでしょう。特に最後のR-Scriptに関しては、作者側での機能追加やメインテナンスを容易にするというのが主目的なのでしょうが、ユーザーが独自に機能項目を追加することも可能になるわけです。たとえば、RPGツクールとかダンジョンクリエーターとかつくりーんセーバーとかみたいに、ちょっと創作欲を持ったユーザー向けの機能と言えます。そういうことを考えると【いじくるつくーる】は、本来専門的知識を持たない人向けのジャンルのソフトでありながら、ちょっと玄人向けと言えるかもしれません。

【いじくるつくーる】の欠点というか、世間の評価としては「判りにくく使いにくいインターフェイス」というのが、よく言われます。【いじくるつくーる】は、2ペインで左側にカテゴリ別のツリー表示があり、右側のペインで更に細かく分類された項目を選択することで別窓が開き、その上で操作するという使用方法です。ちなみに他の国産ライバルたちはほとんどタブ方式です。他の分類項目のカスタマイズに移るときに、いちいちOKで確定しメインウインドウに戻り、再度他の別窓を開く煩わしさがある。その別窓でスクロールをさせると、(作者のプログラミング手法へのこだわりもあって)画面がチラついたりして、一般のユーザーからすると、スムーズさに欠けるという評価になるのかと思います。

今後、【いじくるつくーる】というかRNSFをどのように進化させていくか、作者さんの考えは分かりませんが、思い切ってもっと玄人志向にするという手もあるかと思います。たとえば、【Win高速化PC+】において解説が表示される部分に、専門的な情報を表示するというのはどうでしょうか?「Windows終了時にページングファイルを削除する」を選ぶと、下部に「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory ManagementキーでClearPageFileAtShutdownをDWORD値で1に変更する」と表示されるのです。こんなのが表示されても普通の人には何の意味もないでしょうが、一部コアなユーザーには受けること間違いなし。レジストリの解説本を買ってくるよりも、このソフトをいじってたほうが、ずっと勉強になると言われるようになるでしょう。カスタマイズの勉強用ソフト【いじくるスクール】。矢吹さん、いかがでしょう?(笑)

●2004/11/ 8

イヤになっちゃいますね、新潟県中越地震。いつまで続くんだろ、この余震。今日も、かなり揺れました。

と言っても、うちは震源から40Kmくらい離れてるんで、被害らしい被害はないんですが、被災地の方々は本当にお気の毒です。でっかいのがド〜ンとくるのは勿論恐怖なんですが、ソコソコのがいつまでも繰り返し来るって言うのも、ものすごくストレスが溜まります。ソコソコって言っても、被災地は震度5クラスの繰り返しですからね。5でも結構怖いですよ。木造住宅だと、壊れるかもと思わせる強さです。

さて、地震とは何の関係もなく滞りがちなこのページですが、前回の関連ネタで。

Windowsの統合ディスクですが、やり方によって完成後のサイズがかなり変わるんですね。場合によっては、CD1枚に収まるかどうかという微妙なところに。昔からcdimageというソフトを使えば、ダブっているファイルをカットするみたいな仕組みで5〜10%くらい小さくなると言うことは良く知られています。ところがこのcdimageというソフトがいまいち出自が良く分からないソフトでして、MS純正とか流出品とか言われてます。さらに、cdimageはコンソールアプリでして、これをGUIで操作できるフロントエンドソフトcdimageGUIっちゅうのがあるんですが、これの配布先と言うのがアングラなとこばっかりで、このサイトのような遵法精神の塊(笑)のようなところでは、紹介できなかったわけです。

ところが「HOTFIX適応済みCDを作成しよう」という、とてもよくまとまった解説サイトが登場し、このcdimageGUIが入手でき、使い方も詳しく解説されています。HOTFIX統合まではと言う方でも、サービスパック統合テクニックや自動インストールのテクニックなどは大変役立つと思いますので、一度訪れて見ることをお奨めします。また、ブートイメージも配布されているので、Windowsのインストールディスクが無いメーカー製パソコンの方も、HDDにI386フォルダがあれば、インストールディスクを作れるかもしれません。

ブートイメージって配布してもいいのかなぁという疑問もありますが、海外なんかではおおっぴらに配布している大手有名サイトもありますし、PCJapanのような雑誌でもそこに直リンしてるくらいだから、OKなんでしょうね。それならば、うちのサイトも緊急起動ディスクのブートイメージを配布しちゃえば、あとはCDに焼いて使ってというだけの話なんだけど・・・。まあ、やめときます。ほかの面でもいろいろ不明な点があるので。

●2004/10/13

緊急起動ディスクのネタとの関連で、ブータブルCDについて書こうと思います。

WindowsユーザーがブータブルCDを作る機会があるとすれば、やはりサービスパック統合OSインストールディスクの作成が最も多いのではないかと思います。「何故そんなものを作る必要があるのか?普通にインストールしてからサービスパックを当てればいいじゃないのか」とお考えの人も多いと思います。まあ、最終的には自分の好きなようにすればいいのですが、一応、統合ディスクを作っておくメリットは幾つかあります。

  1. クリーンインストールしなおすたびにサービスパックを当てる手間が省ける。
  2. 統合ディスクでインストールしたほうが、不具合が出にくい。
  3. 137GB以上のハードディスクなど、無印バージョンで対応していないハードウェアを増設・換装した。

1に関しては、手間ヒマの問題だけで、多少時間をかけてやればいいだけのことですが、2や3となると、統合ディスク作成の必然性が出てきます。特に2の問題ですが、無印をクリーンインストールして直後にSPを当てれば統合インストール同じことだろうと思いがちですが、通によると、それでもやはり違うらしい。ましてや、ずっと使用してきた環境をサービスパックでアップグレードした場合には、統合では出るはずもないトラブルが発生する可能性がグッと高くなるのだそうです。

ちょうどXPのSP2が登場しました。今から2ヶ月以上前にはMSDN会員向けの流出版がWinnyで流れ、Torrentの方がずっと早く落とせるなどと言われ、Takakoバージョン(笑)の存在が知られ、正式版でもバージョン名にRTMが付くとか付かないとか議論され、そうこうしている内にMSから正式版が配布され、今月からは郵便局でもCDがもらえるとか。そんな状況ですから、そろそろ導入済みの人も多いと思います。その一方、会社のパソコンにはSP2導入禁止令が出ている所も多いらしいです。

SP2をアップグレードで入れてみて、なんの不具合もなかった人は良いのですが、不具合が出た場合は悩みますよね。SP2をアンインストールするか、再チャレンジするか。再チャレンジをするのであれば、統合ディスクを作ってクリーンインストールというのも、現実的な選択肢になると思います。

さて実際の統合ディスクの作製方法ですが、ネットを検索すると有用なページが数多く見つかります。この行為が違法行為に当たらないのかということを気にする方もいるかもしれませんが、こちらのページでMSに直接確認した方がいらっしゃいます。まあ、(当然のことながら)問題はないでしょう。

今回は、ブータブルCDに関することなので、ブートイメージの抽出に絞って書きたいのですが、上のリンクページやこちらの解説ページでは、【CDmage】というソフトを使って抽出しています。また別の多くのページでは【bbie】というソフトで抽出していることが多いようです。

ブートイメージを抽出すること自体は難しいことではないのですが、ブートの仕組みが一体どうなっているのかと言うことになると、ちんぷんかんぷんです。たとえば、オートランCDなんかはとても仕組みが理解しやすい。autorun.infというファイルを作って、その中にオートランさせたい内容を書いておけばいいだけですから。あるいはフロッピー起動ディスクでautoexec.batを書いたりするのも理屈は理解しやすいですよね。ところが、ブータブルCDはというと・・・。

【WinCDR】のみを使って抽出しているこちらのページには、若干の専門的解説があります。ファイルという形ではなく、特定の位置のセクタにブートに関連する情報が書き込まれていることが分かります。探究心の旺盛な方は更にいろいろ調べてみると面白いかもしれません。あ、そういえば、XPや2Kでフォーマットしたてのフロッピーを、セクタビューワで見てみるとntldrうんぬんという部分が見つかります。ntldrという名のファイルがフロッピーディスクに存在した場合の挙動を定義しているのだと思います。これが緊急起動ディスクを作成する場合、同一のOSでフォーマットしてくださいとお願いした理由なのでした。

とにかく、専門的知識はなくても、既存のXP/2Kインストールディスクからブートイメージを抜き出すだけならば、専用ソフトを使えば簡単だということは言えます。OSインストールディスクをお持ちの方は、サービスパック統合版、さらにはHotfix統合版などを作ってみることをお奨めします。

最後に蛇足ですが、XP SP2の統合オプションは従来の-sオプションに変わって、-integrateになっています。またアップグレードのときに、結構な容量になるSP2のアンインストール情報など要らないと言う方は、-nオプションをつけるといいでしょう。詳しくはこの辺を。

●2004/10/ 7

緊急起動ディスクのコーナーをアップしました。ぜひご覧になってください。

●2004/ 8/21

今年の夏は暑かった。ハードディスクにも受難な夏でした。

さて、ある日突然Windowsが立ち上がらない。バックアップもとっていない。しかしHDDの中には重要なデータファイルがなどというときにどうするか?一番確実なのは、専門のサルベージ業者に依頼することでしょうが、噂によるとかなり高額の料金が発生するらしい。また血気盛んな男性諸君の場合、重要なファイルの意味するところによって、とても他人に依頼できないなどという場合も当然のようにありえるわけです。

個人でできる方法でも、いろいろな方法が考えられます。

  1. 2K/XPなどでは回復コンソールを使い、何とか再び立ち上がるように試みる。
  2. OSを上書きインストールする。
  3. HDDをはずし、もう1台の元気なパソコンのスレーブとかにつないで、そちらから重要なファイルを拾い出す。

自分でカスタマイズしすぎてソフト的に壊してしまった場合、1や2は試してみる価値が十分あります。しかし、HDDがハード的に息も絶え絶えなどという場合は、OS再インストールの最中に完全に絶命する危険性もあります。3の方法は、他のPCがある場合かなり有効な方法ですが、片方ががノートPCで2.5インチHDDなどというと厄介です。

KNOPPIXを使う方法は個人的にかなりお奨めです。昔、INASOFTさんの「管理人のふたこと」で投稿したりしましたが、もっといい方法があります。Windowsな人のKnoppixさんで紹介されている、sambaでのサルベージです。この方法ならば、WindowsのPCがもう1台あれば、そちらにファイルを救い出すことができます。壊れたPCのファイルシステムがNTFSでも大丈夫なことを確認しました。健全なPCはXPでなくてももちろん大丈夫です。これは、壊れたHDDにあまり負担をかけないので、キュイーン・カコン・ガツンなどの異音を連発しながらも最後のご奉公をして動いているHDDからでもサルベージできる可能性があります。なお、こんな状態のHDDにDOSでスキャンディクなどをしてはいけません。完全に逝きます。

なお、本来は定期的にバックアップを取っておくことが重要です。でも、リアルタイムでミラーリングでもしておかない限り、どんなバックアップ方法でも、最後のバックアップ以降に作成したファイルにはバックアップがありません。

転ばぬ先の杖ということで言えば、HDDをあらかじめ複数のパーティションに分けておき、専用の小さめのパーティションにOSをいれておく方法があります。たとえば、40GBのHDDがあったとして、Cに20GB、Dに15GB、Eに5GBとして、EドライブにOSをインストールしておくわけです。デュアルブートの人はお分かりでしょうが、このようにしておくと、起動時にOS選択画面が出ます。これが何秒間表示されるかは設定で変えられます。今回の目的では、Eドライブは普段使わないわけだから、1秒などの短い時間に設定しておくといいでしょう。そして、もしCから起動しなくなったときのみ、Eから起動してCの重要ファイルを救い出します。これはデュアルブートそのものですが、この目的のみならば、CとEのOSは同種類のもので構わないわけです。なお、この方法は、サルベージ以外の分野でも、Eから起動してCやDをデフラグするといった「究極のすっきり!!デフラグ」としても使えます。

これから新しいHDDをフォーマットしてOSのインストールをするという人は、好きなようにパーティションが切れますが、すでに使用中のHDDを、データを残したまま、パーティションの分け方を変えたいという場合は、専用のソフトが必要です。パーティションマジックがもっとも有名でしょう。結構高いです。これが欲しいのなら、メルコなどのHDDで付録についているやつを狙うのが安上がりです。私は、Partition Expertを使っています。これはPartition Magicよりも遥かに高速です。(Partition Magicに劣るのは、NTFSであとからクラスタのサイズが変更できないなどの点です。) 

無料のパーティション変更ツールには、以前からFipsという上級者向けのソフトがあったのですが、現在ならばQTPartedでしょう。これは、KNOPPIXにも入っています。Googleで検索すると有用なページがいっぱい見つかります。どうもパーティションの切り方が気に入らないという方は、1度試してみてはいかがでしょうか。あくまでも自己責任で。

●2004/ 8/2

個人のホームページを持っているというのは、別に特別なことでもなんでもない時代です。かくいう私もこんな稚拙なサイトを細々とやってます。

ページを作るときに画像などを含めて、1ページあたり何キロバイトぐらいにするかというのは悩むところです。ブロードバンドが普及したため、一昔前よりは限度をあげて(制限を甘くして)作っている人も多いと思います。公共性の強いサイトならともかく、個人運営のサイトでは見たくない人は見なくてもイイという気楽さもありますから、何キロバイトまでなどという限度は、管理人の考え方によって勝手に決められる性質のものでしょう。

今回、うちのサイトでも、実寸画像だらけのプログラミング関連ページを作ったので、当然1ページあたりの容量は大きくなりました。個人的には、1ページあたり100KBまでという縛りで設定しています。しかし、できれば容量が少ない、すなわち軽いページが望ましいのは間違いありません。

すると、やはりターゲットは画像ファイルということになります。GIFの特許切れとはいえ、すっかりPNGに慣れてしまった身体には、これを少しでも絞りたい。

有名なところでは、PNGGauntletがあります。雑誌やフェアリアルさんなんかでも紹介されましたし。これはPNGOutというコンソール用のソフトを含んだフロントエンドソフトなんですが、使ってみると確かに縮まります。半分以下のサイズになることもあります。ひところ言われた不安定さも現在のバージョンでは安定していると思います。

あと、かなり以前にこのサイトでも紹介しましたが、sutopWという国産ソフトもあります。標準オプションで実行したときの速度は、こちらのほうが断然速いです。susieプラグインを別途用意しないと単独では動かないなど多少クセのあるソフトですが、PNG画像をホームページで使っている方は、ぜひ試してみてはと思います。

●2004/ 8/2

「はじめてのすっきり!!デフラグ」ですが、再び自己解凍ファイルに戻しました。これは、UNLHA32.DLLがインストールされていないと、すっきり!!デフラグのウィンドウ上にドラッグ&ドロップしても失敗すると言う事実を忘れていたからです。

UNLHA32.DLLをインストールしていない方も多いということを予想して、もろもろのことを考え合わせ、こちらにしました。

それから、本家INASOFTさんから、再びリンクしてもらいました。ありがとうございました。

●2004/ 7/27

サイトを、一部リニューアルしました。

◎まず、メインコンテンツである「はじめてのすっきり!!デフラグ」ですが、自己解凍書庫をやめて、単純なLHA圧縮ファイルにしました。これは、管理者権限のないユーザーでアドインしようとした場合の失敗を防ぐことが目的です。今回は「すっきり!!デフラグ」が標準で推奨している方法でアドインすることにしました。詳しくは、ダウンロードページをご覧ください。

ところで、「すっきり!!デフラグ」本体は、どんどん多機能化していろいろなことができるようになっています。また、このソフトの特徴の1つとして、Windowsのバージョンを選ばない単一ソフト形態での配布であることがあげられます。すなわち、「すっきり!!デフラグ Windows 98版」とか「すっきり!!デフラグ server 2003版」などの分類はなくて、すべて「すっきり!!デフラグ」1つで賄うのです。そんなの普通じゃないかと思うかも知れませんが、ことデフラグに関しては、Windowsのバージョンによってまったく異なるソフトがOS付属でインストールされているので、これをすべてのバージョンで不具合を出さずに設計し、プログラミングするのは至難の業のはずです。

しかし、そのせいもあって、初めて使うユーザーが(初心者という意味ではない)理解しやすいソフトかというと、決してそうとは言えないと思うのです。最近のアップデートでノーマルモードのメイン画面にメニューが付きましたが、とてもすっきりし、Windowsのアプリケーションらしいインターフェースになった反面、まったく設定をせずに、すぐ開始を押してしまうユーザーも増えてしまうように思います。これは、とても困った問題です。せっかくの「すっきり!!デフラグ」の機能を充分生かせないし、まるっきり「すっきり!!デフラグ」がどんなソフトなのかを理解しないまま使うことも考えられるからです。たとえば、XPなどではデフォルトの設定において「すっきり!!デフラグ」はコンソール版のデフラグを行いますが、これは進行度がデフラグ中には表示されません。(すっきり!!デフラグのせいではなく、コンソール版のデフラグの性質です。) そのため、予備知識のないユーザーはデフラグ中にフリーズしてしまったと勘違いするかも知れません。なにしろ数時間同じ画面が出続ける場合も珍しくないですから。(キャレットは点滅しているし、ハードディスクのアクセスランプがあれば、激しく光っているでしょうが・・・。)

作者の矢吹さんも、その辺は充分考えておられるようで、現在では添付ヘルプもすごく充実してきました。

ところが、現実問題としてヘルプってあまり読まれないんですよね。ヘルプには上に書いたコンソール版のこともちゃんと書いてあります。だから、ヘルプに目を通したユーザーは理解して使うから問題ないんですね。「すっきり!!デフラグ」くらい多機能になり、設定項目が多岐にわたるようになると、当然ヘルプの量も多くなります。丁寧に説明しようとすればするほど更に量が多くなります。そうすると、ユーザーはウンザリして逆に全く読まなくなる。一種のジレンマです。

そこで、矢吹さんがもう1つ用意したオプションがウィザードモードです。これは一問一答式で自然と設定を完了してしまう方式で、慣れない人のためのガイダンス機能として一般的に用いられる手法です。

「すっきり!!デフラグ」のウィザードモードの中でも、ウィンドウ内全体を使って表現できるAVGというモードがあるのですが、標準配布状態では、このモード用のファイルが含まれていないので、ユーザーがこれを体験することはできません。そこで作ったのが、「はじめてのすっきり!!デフラグ」です。今回のは、遊びの要素はなくて、きわめてくそまじめに作りました。矢吹さんからは、「パワーポイントを思い起こさせる」という感想をいただきました。まあ面白みに欠けるということですが、説明用のプレゼンテーションというのは狙ったポイントそのものですから、そういう点では成功しているのではないかと・・・。

そういえば、旧版の非公式ヘルプを引っ込めたのをきっかけに、INASOFTさんからのリンクが切れてしまいました。矢吹さん、再度リンクしていただけませんかねぇ(苦笑)。よろしくお願いします。


◎その他では、WisdomSoftさんにリンクさせていただいて、C/C++の初歩的環境構築をするコーナーを作りました。このコーナーの売りの1つは、Microsoftの無料コンパイラの使いこなしに関する記述です。画像をかなり用いたので、理解しやすいのではないかと思います。 あとは、Cを勉強しようとして「猫でもわかる」で挫折した人に、ぜひWisdomSoftさんで再チャレンジして欲しいと思います。「猫」がしっくりくるタイプの方と、WisdomSoftさんが良いというタイプの方がいらっしゃると思うのです。1つのサイトで挫折したからといって諦めるのはもったいないと思います。

◎もうひとつ、アセンブラのところに、WinASM関連の新ネタを追加しました。WinASM Studio.って、日本ではほとんど紹介されていないようなので、今のところ、ちょっと貴重だと思います。参考資料で紹介しているチュートリアルも、アセンブラということを離れて、Win32APIの資料として読んでも面白いと思います。私は英語を読むのが苦痛なので、このように翻訳してくださる方がいらっしゃると、ホント助かります。

◎このサイトのポリシーは、まず、金をかけない、ケチるということ(笑)。もうひとつは、役立つ情報を発信すること。役立つ情報を自分自身で作り出す能力が私にはないので、役立つもの(「すっきり!!デフラグ」とかWisdomSoftさんとか)を、少しでも噛み砕いて紹介することが、現在の目標です。


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