最新版Orcaの入手


■Orcaについて

OrcaはMicrosoftが無料で配布している、Windowsインストーラ関連で便利に使えるエディタです。しかしOrcaは、Windows SDKというプログラム開発用の巨大なセットの一部として配布されており、単独では配布されていません。またWindows SDKを一旦インストールしてから、その中にあらわれたOrca.msiをインストールするというのが普通の導入方法ですが、プログラミングをしない人にとっては、使いもしないWindows SDKをインストールしたくはないでしょう。

【MSI2FILE】のヘルプでは、できるだけダウンロード量を少なくするやり方で、旧バージョンのOrcaを導入する方法を紹介しました。しかしできれば最新版を使いたいというのも人情です。そこでこの【MSX2CAB】のヘルプでは、現在(2010年11月時点)の最新版を入手する方法を書きたいと思います。

■Windows SDKの入手

Microsoft Download Centerのトップに行って、Windows SDKをキーワードに検索します。(日本語のページではなく英語ページを紹介している理由は、最新版が日本語ページに記載されるまでにタイムラグがあるからです。) すると、Windows SDK ○○○○ というものがいくつか見つかると思います。そのなかで一番最新のものを選んでください。(一覧表のReleasedをクリックするとリリース日の昇順・降順に整理されます) ただし新しすぎると自分の使っているWindowsのバージョンでは動かないということはあり得ます。ダウンロードページの適応OSの記載(英文ですが)でご確認下さい。その場合は、もう少し古いものを選びなおします。

これを書いている時点では、
Microsoft Windows SDK for Windows 7 and .NET Framework 4 (ISO)
が最新でした。

なお、Webインストール版と、ISO版の両方が存在する場合があります。Webインストール版とは、最初小さなインストール開始用のファイルのみダウンロードし、設定により必要なものをWeb上からダウンロードしつつインストールする方法で、不必要なものをダウンロードしなくて済むという利点があります。一方、ISO版は、一旦全部ローカルにダウンロードしてしまい、そこからインストールしていく方法です。自分の使わないものもダウンロードする点は無駄ですが、一旦入手してしまえば、その後はオフラインでも追加インストールが可能になる利点があります。

今回は、WebインストールではOrcaに絞りきれないので、ISO版をダウンロードします。私は32bitOSなので、上記ページからGRMSDK_EN_DVD.iso (567.3 MB)という、x86版をダウンロードしました。

ダウンロードのあとは、ISOファイルの中身を取り出すことが必要です。その方法としては、WinRARのようなアーカイバでISOを展開する、UltraISOのようなISOを扱えるソフトで抽出する、あるいはDaemonToolsのような仮想DVDソフトでISOファイルをマウントする、もしくはDVD±R(W)に焼くなど、いろいろな方法があります。

さてこのISOファイルの中身において仮にルートをX:とすると、X:\Setup\WinSDKToolsフォルダに、cab1.cabというファイルがあります。これを取り出します。ついでに同じ階層にあるWinSDKTools_x86.msiも取り出しておきましょう。

ここで、WinSDKTools_x86.msiを【MSX2CAB】で抽出してみましょう。抽出後に確認すると、アイコンとか名前がヘンですが証明書のcerファイルなどが取り出せていると思います。Cabファイルは無いですね。これはcab1.cabへの外部リンク型だからです。さて、対照表.htmlが作成されていると思うので開いてみてください。見るのも億劫になるような大量の行がありますが、水色の列でOrca.Msiを探してみてください。真ん中くらいのところにあると思います。見つかったら、左隣の桃色の部分のファイル名を見てください。
WinSDK_Orca_Msi_5E20C107_DAA3_4D49_AFAE_7FB2594F0CDC_x86
になっているとおもいます。これが我々が欲しいファイルです。今回はわざわざ対照表を出さなくても、ほぼ予想が付く程度の変名でしたが、場合によっては英数字の羅列のみで、人間が見てもちんぷんかんぷんという場合も多いのです。

ここまできたら、cab1.cabを展開して、先程のファイルがあると思うので、Orca.Msiにリネームして保存しておいて下さい。

そのほかのファイルは不要なので全て削除してかまいません。500MB以上もダウンロードして、結局使うのは2MBちょっとということです。ブロードバンド時代でなければ考えられない贅沢ですね。

■Orcaのインストール

ここまでの操作で出来上がったOrca.Msiを実行します。英語ですが、おなじみのインストールウイザードです。通法どおりインストールしてください。インストールが終わったら、Orca.Msiも削除してかまいません。