/拡張子の実験/
メモ帳を立ち上げ、文字を入力。
「名前をつけて保存」を選択。
デスクトップに保存します。
.txtという拡張子が自然につきます。
1.txtのアイコンを右クリックし、コンテキストメニューから、名前の変更を選んで、1.htmlという名前を入力します。
警告されますが、気にせず「はい」です。
アイコンが、変わっています。当然中身は変わっていないわけですが、Windowsは拡張子から判断して、これがHTMLファイル(ホームページを表示するためのファイル)だと、思い込むわけです。アイコンも、HTMLに関連したものに、変更されます。
1.htmlのアイコンをダブルクリックすると、メモ帳などのテキストエディタではなく、標準のブラウザが立ち上がります。(画面では、MDIBrowserですが、普通の方は、インターネット・エクスプローラが立ち上がります。)
どうです?Windowsは、ファイルの中身をいちいち調べているのではなく、拡張子というマークを頼りに、ファイルの種類を判断していることが、わかりました。アイコンが、.htmlの時はeマークに変わったのは、.htmlファイルにはeマークのアイコンを付けるという決まりが、そのパソコンの中では、決まっているからです。これを、ファイルとアイコンの関連付けと言います。同じように、.htmlファイルをダブルクリックした時に、インターネット・エクスプローラが自動的に起動して、そのファイルを開いたのは、ファイルとプログラムの関連付けができているからです。私のパソコンで、.htmlをダブルクリックすると、MDIBrowserが起動するのは、そのように関連付けを変更してあるからです。ためしに1.abcというファイルを作ってみて、ダブルクリックしてみてください。しばらく悩んだあと、こんなウインドウが開くかと思います。
これは、.abcという拡張子が、どのプログラムにも関連付けられていないので、Windowsが困って「どのプログラムで開けばいいの?」と、あなたに尋ねてきているのです。こんなことが毎回あっては効率が悪くてしょうがありません。拡張子があって、関連付けがあって、スムーズに仕事が進んでいるわけです。
◎余計なおせっかい
それで、このサイトでも配布している.lzhという拡張子のファイルですが、これは圧縮ファイルと呼ばれるもので、文字通りサイズが小さくなるように圧縮されています。インターネットなどで受け渡しをする時はサイズが小さいほうが望ましく、また複数のファイルを1つにまとめられるので好んで使われます。しかし、このままでは使えません。1度、圧縮をといてあげる(解凍といいます)必要があります。ためしに.lzhファイルをダブルクリックしてみてください。解凍できて、中身が出てきたら、あなたのパソコンには、解凍用のソフトがインストールされており、関連付けもできているわけです。ところが、上のようなアプリケーションの選択ウインドウが開いてしまったり、「未定義のファイル形式です。」などのメッセージが出てしまったら、これは、ちょっと問題です。先ほど書いたように、.lzh(LHAという圧縮方式で圧縮されているファイル)は非常にポピュラーなので、解凍ができないと、とても不自由します。喩えれば、缶詰がいっぱいあるのに、缶切りを持っていないようなものです。初心者でも使える優秀な解凍ソフトとして、Lhasaや+Lhacaなどがありますから、ぜひともインストールしておいてください。この2つのソフトはフリーソフトです。自由にダウンロードして、インストールできます。ちなみに、「すっきり!!デフラグ」V4.00以降に関してだけ言えば、これらの解凍ソフトは不要です。
「インストールしなくっちゃ」と思った人は、こちらのページを御覧下さい。
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