まず最初に、作業用の空フォルダをハードディスク上に新規作成します。場所はどこでも構いません。
このフォルダの中に、プレゼンテーションに使いたいファイルを集め、必要な加工をしていくのです。
リサイズとリネーム作業で、【IrfanView日本語版】を使います。
『窓の杜』のソフトライブラリからダウンロードしてきて、インストールしておきます。
1.【IrfanView日本語版】を起動して[ファイル|一括変換 形式/名前...]をクリック。
2.右上の窓に追加したいファイルを呼び出し、[追加]ボタンで左上の窓に追加していきます。プレゼンテーションしたい順序で追加していくのが基本ですが、あとからでも順序は入れ替え可能です。
3.ファイルの選択が終わったら丸数字の順で設定していきます。なお、プレゼンテーションする再生順を変えたくなったら、青く囲んだボタンで、順序を入れ替えます。
(1)の保存フォルダは、あらかじめ作っておいた作業フォルダを指定します。
(2)では、この項目にチェックしておきます。リサイズとリネームの2つの作業がまとめてできて便利です。
(3)では、[JPG-JPEG Format]にしておいて、[設定]ボタンで下の画面を呼び出します。EXIFの関連項目もありますが、この段階では全てはずしておいても良いです。
(4)では[詳細設定を使用]にチェックし、[詳細設定]をクリック。たとえば、640x480 で作りたいときは、下のように設定しておきます。
(5)では、お使いのデジカメのファイル命名法に倣って設定して下さい。
(6)で、全て設定後に[実行]します。
4.次のようなダイアログが出て、JPEG への変換、リサイズ、リネームが同時に行われます。完成したファイルは、指定した作業フォルダ内にあります。
デジカメで撮影した画像ファイルは横:縦の大きさがが4:3です。(3:2の35mmフィルムと同じ比率のモードを持つものもあります。) しかし、それ以外の比率のファイルはどうなるのでしょうか?たとえば、カメラを立てて撮ったような縦長の1200×1600の画像を、上記設定でIrfanViewで変換すると横360ピクセル、縦480ピクセルの画像になります。最終的にテレビで見たときは左右が黒く、縦方向は画面いっぱいの表示になり、縦長の画像としては最も好条件のファイルサイズになります。それでは、横に細長いパノラマ写真みたいなものはどうかというと、変換後は、横640ピクセルで縦は480以下の相応のピクセル数となります。ちょうどワイドテレビでない4:3の従来型テレビで、ワイド画面の映画を見ているときのような上下に黒い帯の入った画像でプレゼンされ、これも横長の画像として理想的な状態になります。つまり、IrfanViewまかせで、自然と一番良い状態になってくれるわけです。