第1章 はじめに

はじめに

「デジカメでプレゼンテーション」というコーナーを、2001年に作ったのですが、その後、デジタルカメラは銀塩カメラを出荷台数で追い抜き、価格も1万円台で十分な性能を持つものが買えるようになりました。

一方、カメラ付き携帯電話はそれ以上に普及し、今や、一般人が写真を撮る機器のファーストチョイスはケイタイであることはまちがいないでしょう。時代は急激に変化しました。

このコーナーの趣旨は、あらかじめパソコンで作っておいた画像ファイルをデジカメに取り込んで持参し、出先でデジカメをテレビにつないで気軽にプレゼンテーションしようということでした。パソコンのない場所でも、映像入力端子付きテレビさえあればOKなので、いろいろ応用できる場面がありそうだと考えたのです。

ケースその1。
子供の写真をデジカメでたくさん撮ってあるので、、お盆の帰省時に田舎のおじいちゃん・おばあちゃんに見せてやりたい。でも田舎の家にはパソコンはないしDVDプレーヤーもない。こっちからノートPCを持って行くのも行き帰りの新幹線の混雑とかを考えると気が重い。全部プリントアウトするのも面倒くさいし、業者に頼むと高いし…。

ケースその2。
ルートの営業やってて新製品の紹介をしたいんだけど、得意先はみんなIT機器なんかとは縁遠いところばかり。先日は張り切ってパワーポイントで資料作ってモバイルPCでプレゼンしたら、そこの社長さんたら、「俺たち年寄りは老眼なんだ。こんな小っちぇい画面じゃ見えねぇよ。このくらいのテレビでやってくれ」って29型のテレビ指差されちゃった。テレビにつなぐと解像度が違ってやりにくいし、スキャンコンバータとかも持ち歩くの嫌だし、もっと手軽にやれないかなぁ。

まあ、かなりこぢつけに近い設定ですが、当時は多少は需要があるかなと思いました。ただし、デジカメを使ってPCで加工した画像を再生するときには、気をつけないといけないポイントがあるのです。そこを解説するのが、このコーナーです。

2005年の現在、もっと良い方法はいくらでもあるのでしょうが、私自身初めて作ったWEBページですので、記念として残しておこうと思います。ただし、使用ソフトの配布が終わってしまっていたり、リンク切れしていたりしたので、新たに全面書き直しをしています。

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