タイトル | : Re^5: Win XP がブルーの旗画面で止まる |
投稿日 | : 2010/03/15(Mon) 08:03:17 |
投稿者 | : UiUicy |
新品でHDDを購入しても、不良セクタなどの初期不良があることは珍しいことではありません。HDDは衝撃に弱いので、流通段階や販売店舗などでの扱い方や、自分が買ってから家まで運んでくる時、通販で買っても宅配便で輸送する時など、いろいろな場面で損傷する可能性があるのです。保障期間が1ヶ月程度の販売条件の場合もあるので、自作する人は、運用前に最初にテストする人が多いようです。以下は2ちゃんねるのテンプレートです。
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■新品HDD購入後の運用前シーケンス
○素人 (HDDは出荷前に検査されてるので、それを信頼)
1. OSでクイックフォーマットを実行してファイルシステムを作成後、運用
○多少気に掛ける人 (運送中のトラブルがあれば洗い出せる)
1. LongTest
2. OSでクイックフォーマットを実行してファイルシステムを作成、運用
○ジサカー (全セクタカキコ検査するので一応安心)
1. 電源を入れて温度が安定するまで放置 (室温次第、10分〜2時間)
2. ShortTest (この時点の不良で以降の検査を省いて返品交換するならLongTest)
3. ゼロフィル
4. LongTest
5. OSでクイックフォーマットを実行してファイルシステムを作成、運用
○パラノイア
↑に加えて500時間程度の慣らし運用後にLongTestしてから本運用
■HDD検査とメンテの基本用語
○Extended self-test / Long Test / ロングテスト
HDDのセルフテスト 全セクタ読み出し検査 原則的に既存データに影響なし 1TBで250分前後
○Conveyance self-test / Short Test / ショートテスト
HDDのセルフテスト 簡易検査 原則的に既存データに影響なし 3〜5分
容量にかかわらずで検査が終わる
○Zero Fill / ゼロフィル / ゼロ埋め / 物理フォーマット(歴史的用語)
全セクタに書き込むので、未知の不良セクタがあっても自動代替される
既存パーティション・データ等はすべて消える
PCからHDD間に容量分のデータを送るのでLongTestと同等以上の時間を要する
メーカ製検査プログラムでセルフテストが可能。ゼロフィルができるものも多い。
hdparm・sdparm・smartmontools(smrtctl)・badblocks等は1CD Linux等で起動し
その場でオンラインインストールして使えるツール。Windows版が存在するのもある。
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一般的には、HDDの製作メーカー(Western DigitalとかHitachiとかSAMSUNGとかSeagateなど)が公式ツールを用意しています。各社公式サイトから無料でダウンロードできます。ほとんど英語ソフトです。それを使ってテストしてFailedとなった時のみ保障期間であれば無償交換するという場合が多いようです。たとえばWestern Digitalならば「Western Digital Data Lifeguad Diagnostics」というソフトが用意されています。これらについては詳しく説明する余裕がないので、2ちゃんねるの自作PC板の関連スレッドで情報を集めてください。
http://pc11.2ch.net/jisaku
とりあえずもっと手軽にHDDの健康状態を調べるには、SMARTを調べるのも良い方法です。CrystalDiskInfoは定番の有名フリーソフトです。こちらは日本語です。
http://crystalmark.info/
現在値がしきい値を下回るとダメと言うのが基本ですが、もっと厳しく見るときは、項目05・C4・C5・C6の生の値が000000000000以外ならば崩壊への道を歩んでいると考えます。ただし、Seagateなどは正常でも0以外の値にすぐなっちゃうなどのクセみたいなものはあり、この辺は難しい所です。