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タイトルvistaのCHS
記事No2246
投稿日: 2009/11/13(Fri) 00:17:16
投稿者LP-STD
どなたかアドバイスをお願いします。
市販のパーティションソフトで、C,Dドライブのサイズ変更をしたところ、私の操作ミスで、Dドライブが見えなくなってしまいました。
現在、エクスプローラから見えるのは、Cドライブ(60G)とリカバリのEドライブ(10G)のみです。(「Deeper Search」後は、DellUtilityも確認できます)
TestDiskを使って、パーティションの回復を試みましたが、ハードディスクの知識のない私では、「Deeper Search」後に「Structure Bad」が消えるような選択をするとCHSの値が連続しなくなってしまいます。
初心者なりに、調べたところVistaの場合、2番目以降のドライブのCHSのスタート値は□01などで始まらなくても良いようですが、そのあたりも不安です。
そのため、最後の「Write」コマンドを使えずにいます。
PCはDELLのInspiron1520、HD総容量250Gで不具合発生前のCドライブ(30G)、Eドライブ(リカバリ10G)、DellUtility、残りDドライブ(購入時のまま)でした。それをDドライブを30G減らし、Cドライブ(60G)に変更したところこのような症状となりました。
何とかパーティションテーブルを回復し、Dドライブを取り戻したいと思っています。
修復初心者のため、記載した情報が不足しているかもしれませんが、できる限り確認いたします。
よろしくお願いします。

タイトルRe: vistaのCHS
記事No2247
投稿日: 2009/11/13(Fri) 07:12:55
投稿者UiUicy
先ず最初に断っておきます。アドバイスはしますが、あくまでも修復するのは自分自身です。決断をするのも責任をとるのもあなたです。たとえば現在使えているCドライブが、修復操作後にアクセスできなくなるようなこともありえます。今のうちに大切なファイルはバックアップしておいて、Windowsが起動しなくなっても最小限の被害で済むように十分な下準備を済ませてから、実行することをおすすめします。なお最悪の場合、メーカー指定のリカバリー操作さえも不能になることもありえます。パーティションが出荷時の構成でないとOS再インストールが失敗する機種があります。DELLの場合はリカバリーディスクが他メーカーよりは純正インストールディスクに近いので、このような危険性は少ないとは思いますが。

まずVistaや7で切ったパーティションはシリンダ境界ルールがあてはまらないのは事実です。ただしDELL等のメーカー製PCの場合、従来型なのかVista型なのかは、そのメーカーがどのように製品を作って出荷しているかによります。プレインストールOSがVistaや7であっても従来型のパーティションで切ってあると言うこともありえます。

次に、選んだ候補が正しいかどうかは、pキーを押して確かめます。ここで正しいファイル名などが出なければ間違った候補と考えてよいでしょう。(解説ページの図7や図12の段階)また、あなたの場合、各パーティションのサイズを覚えているのだから、TestDiskがこのとき最下段に示すパーティションサイズも参考になるでしょう。

なお、Cドライブを拡げたときに、従来のDドライブの先頭にあった重要な部分(ブートセクタなど)を、他のデータなどで上書きしてしまった可能性がありえます。この場合には、修復はかなり難しくなります。

タイトルRe^2: vistaのCHS
記事No2248
投稿日: 2009/11/13(Fri) 12:23:44
投稿者UiUicy
ひとつ大事なことを言い忘れました。

現在のあなたのCドライブは市販のパーティションソフトで拡張され、60GBできちんと機能するようにパーティションテーブルやブートセクタは調整されています。このソフトはDドライブの調整に関しては失敗したが、Cドライブに関しては改変を成功させたわけです。

したがって、このままTestDiskを使ってパーティションテーブルのCドライブの情報を元のものに書き換えると、システムが起動しなくなります。まず一旦そのソフトを使って、現在のCドライブのサイズのみを、元々のCドライブ以下の領域に縮める必要があります。(終端を前にずらすと言うこと) その後Dドライブの検索をTestDiskで行う必要があります。

タイトルRe^3: vistaのCHS
記事No2249
投稿日: 2009/11/13(Fri) 22:46:18
投稿者LP-STD
早速のアドバイス、ありがとうございます。

修復初心者には、敷居が高そうですが、ハードディスクのイロハを覚えるにはよい機会としてがんばってみます。
アドバイスをいただいた

> まず一旦そのソフトを使って、現在のCドライブのサイズのみを、元々のCドライブ以下の領域に縮める必要があります。

ですが、残念ながらドライブのサイズ変更に使ったソフトでも正常に動いているCドライブを扱えない状態です。(err:ドライブの位置が重なっています!という表示がされ触れません)

このような場合、何かほかに方法があるのでしょうか?
TestDiskを使う前段でハードルがあるとは少々目の前が暗くなりつつあります。
「溺れる者は・・・」の心境ですので、よろしくお願いします。

タイトルRe^4: vistaのCHS
記事No2250
投稿日: 2009/11/13(Fri) 23:06:41
投稿者LP-STD
追伸です。
ドライブサイズの変更に使ったソフトに、ドライブ情報を出力する機能があり、以下のような情報が取れました。

■ディスク 1 型番 : MK2552GSX LV01
トラック数:30401 ヘッド数:255 セクタ数:63
ディスクの全セクタ数 : 488397168
ディスクのGUID : 00 00 00 08

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
●パーティション情報
ドライブ TblNo ファイルシステム 合計サイズ(MB) 使用領域(MB) 空き領域(MB) エラー
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
1 その他 78.4
E: 2 NTFS 10240.0 4434.7 5805.3
C: * 3 NTFS 61795.5 34935.2 26860.3
4 拡張領域 166359.7
空き 758806.8
4 その他 1917345.4 #21 : トラック重複
4 その他 1287776.4 #01 : トラックエンドエラー

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
●ディスクジオメトリ情報
ドライブ ファイルシステム 開始セクタ トラック ヘッド セクタ 終了セクタ トラック ヘッド セクタ セクタの合計
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
その他 63 0 1 0 160649 9 254 62 160587
E: NTFS 161792 10 18 8 21133311 1315 124 24 20971520
C: * NTFS 21133312 1315 124 25 147690016 9193 70 61 126556705
拡張領域 147690017 9193 70 62 488394751 30401 42 40 340704735
空き 488408130 30402 0 1 2042444512 127135 254 63 1554036383
その他 2042444513 127136 74 11 5969167869 371563 131 21 3926723357
その他 4400003175 273887 135 15 7037369191 438055 247 55 2637366017


■各ドライブのブートセクターの内容
--------------------------------------------------------------------------------
E ドライブ ファイルシステム : NTFS パーティションテーブルNo : 2
--------------------------------------------------------------------------------
1. ジャンプ命令 : EB 52 90
2. OEM ID : NTFS
3. 1セクタあたりのバイト数 : 512
4. 1クラスタあたりのセクタ数 : 8
5. 予約済みセクタ数 : 0
6. FATの数 : 0
7. ルートディレクトリのエントリ数 : 0
8. 全セクタ数 : 0
9. メディア識別子 : 0xF8
10. FATあたりのセクタ数 : 0
11. 1トラックあたりのセクタ数 : 63
12. ヘッド数 : 255
13. 隠しセクタ数 : 161792
14. 全Big(>32MB)セクタ数 : 0
15. 未使用 : 0x800080
16. 全NTFSセクタ数 : 20971519
17. MFT開始クラスタ : 786432
18. MFTミラー開始クラスタ : 1310719
19. FRSあたりのクラスタ数 : 246
20. Index Blockあたりのクラスタ数 : 1
21. シリアルナンバー : 0xC4309B79309B70E2
22. チェックサム : 0
23. ブートシグニチャ : 0xAA55

--------------------------------------------------------------------------------
C ドライブ ファイルシステム : NTFS パーティションテーブルNo : 3
--------------------------------------------------------------------------------
1. ジャンプ命令 : EB 52 90
2. OEM ID : NTFS
3. 1セクタあたりのバイト数 : 512
4. 1クラスタあたりのセクタ数 : 8
5. 予約済みセクタ数 : 0
6. FATの数 : 0
7. ルートディレクトリのエントリ数 : 0
8. 全セクタ数 : 0
9. メディア識別子 : 0xF8
10. FATあたりのセクタ数 : 0
11. 1トラックあたりのセクタ数 : 63
12. ヘッド数 : 255
13. 隠しセクタ数 : 21133312
14. 全Big(>32MB)セクタ数 : 0
15. 未使用 : 0x800080
16. 全NTFSセクタ数 : 126556704
17. MFT開始クラスタ : 786432
18. MFTミラー開始クラスタ : 5242879
19. FRSあたりのクラスタ数 : 246
20. Index Blockあたりのクラスタ数 : 1
21. シリアルナンバー : 0x9E4E9E384E9E08E3
22. チェックサム : 0
23. ブートシグニチャ : 0xAA55

タイトルRe^5: vistaのCHS
記事No2251
投稿日: 2009/11/14(Sat) 07:31:08
投稿者UiUicy
土日も仕事があるのでゆっくりデータを見ている余裕がないので申し訳ないです。時間が出来たらよく考えて書き込みます。

それで、Cドライブを一旦縮小しなければということに関してです。市販のパーティションカスタマイズソフト、有名なものとしてはPartition Magicなどがありますが、これらはデータを失わずにパーティションの大きさを変更できるというのが「売り」です。それまではパーティションをいじったら、フォーマットしてシステムならば新規にインストールする、データならばバックアップしておいたものを書き戻すということが常識でした。

現在ならばフリーソフトでもこの種のソフトはあります。EASEUS Partition Managerはその1つですね。

http://pc12.2ch.net/test/read.cgi/software/1168255750/

上記は2ちゃんねるの現行スレッドですが、EASEUSは賛否色々ですね。また市販のものでも1980円のような安価なものもあります。

私もそんなに色々なソフトを試したわけではないですが、あくまでも個人的な感想をいうと、パーティションソフトに関しては少々値が張っても市販ソフトを使います。いままでずっとAcronisの製品を使っていましたが、最近気にいって使っているのは

http://powerx.jp/product/catalog/safety/xhm8/

です。バックアップソフトとの統合ソフトですね。この最新版は日本では発売元が変わって、ATOKで有名なJUST SYSTEMから出ています。

http://www.justsystems.com/jp/products/prg_partition/

あなたの場合1つのソフトでエラーが出るということですから、市販ソフトの場合、体験版をためしてみて上手く行く見込みがあるかどうか試してから購入を考えた方が良いでしょう。

なお繰り返しますが、Cドライブのバックアップはしっかり取って置いて、失敗しても損害を受けないように対策をしておくことが最も重要です。

タイトルRe^6: vistaのCHS
記事No2258
投稿日: 2009/11/14(Sat) 23:13:42
投稿者LP-STD
お忙しいところ、ご回答、ありがとうございました。

 回答いただいたとおり、Cドライブのバックアップを取って市販ソフト体験版を2,3試してみようと思います。
 Cドライブのリサイズにたどり着きましたら、また書き込みをさせていただこうと思います。

 また、何かお気づきの点がありましたらよろしくお願いします。

タイトルRe^7: vistaのCHS
記事No2259
投稿日: 2009/11/15(Sun) 09:55:24
投稿者UiUicy
Cドライブの縮小に成功したらまた書き込みをして下さい。また、できたらその段階で、TestDiskのSearchで出た候補結果のログを貼っていただけると参考になります。

なお言うまでもないことですが、不調のPCを使えば使うほど、Dドライブの復旧の可能性は下がっていきます。従来のDの先頭部分は現在のCの領域なので、何らかのデータで重要な部分を上書きされてしまう危険性があるからです。できれば電源も入れないほうが良いです。体験版をインストールするならば他のPCに対していれて、(他の方へのスレのNo.2255で説明したような方法で)HDDだけを取り出して検査して下さい。

タイトルRe^8: vistaのCHS
記事No2280
投稿日: 2009/11/19(Thu) 19:53:45
投稿者UiUicy
No.2250で書き込んでいただいた情報から分ることのみ書いておきます。

まず、HDDのパーティション構成ですが
1.Dell Utility 基本領域 78.4MB(DELL特有の隠し領域)
2.Dell Factory Image Restore用 基本領域 10GB(出荷時に戻すためのリカバリ領域)
3.アクティブな基本領域 60GB (いわゆるCドライブ)
4.拡張領域 約160GB

この第4領域の情報が破壊されている為、メチャクチャなデータになっています。

なおCHSの境界ルールで言うと、第1領域のDell Utilityは0/1/0〜9/254/62とキレイですが、第2領域は10/18/8〜1315/124/24と無茶苦茶です。しかし開始セクタが161792なので、1セクタ512バイトであることから82837504バイト、これは1メガバイト、すなわち1048576バイトで割り切れるので、Vista方式を満たしています。Cドライブ先頭位置も同様にVista方式を満たしています。

しかし拡張領域の先頭で、Vista方式も境界ルールも満たさない位置が先頭として認識されています。

おそらく、使用したパーティションソフトがVista非対応のものであった為に、このようなエラーが生じたと思われます。

このソフトを使用した結果、現在いずれかの状態に成っているかと思われます。

1.Dドライブのファイルなどはきちんと後方(すなわち改変後のCドライブの後方)に移動されており、パーティションテーブルや拡張パーティションブートレコードが壊れているだけ。

2.Dドライブのファイルの移動はされておらず、現在のCドライブの後半部分と重複しているため認識できない。しかしファイルのバイナリは上書きされていない。

3.Dドライブのファイルなどのデータは、ことごとく損傷しており、回復は不可能。

どれであるかは分らないので、これまでにアドバイスしたとおり、Cドライブをパーティション操作ソフトで当初の30GB未満に縮小し、その後TestDiskでDを探すのが、無難な策であると考えられます。

またこれが出来ない場合、Dドライブの復旧は諦め、ファイル復元ソフトで、可及的に壊れていないファイルのみを拾い出すという方針に切り替えるのが現実的かと思います。

タイトルRe^9: vistaのCHS
記事No2286
投稿日: 2009/11/24(Tue) 14:43:39
投稿者LP-STD
レスが、遅くなり申し訳ありません。

丁寧なご回答、本当にありがとうございました。

アドバイスをいただいたcドライブを30Gの状態に戻す作業は、まだ試みておりませんが、ご教示いただいたとおり以後はまだ電源を入れておりません。今回は、慎重に作業したいと思います。

Cドライブのリサイズが終了次第また書き込みを指せていただきます。
その節は、よろしくお願いします。