【WinImage】を使ったCD-R版緊急起動ディスク作成法

【WinImage】というソフトを使うと、CD-R版緊急起動ディスクの製作が比較的簡単にできます。

【WinImage】はシェアウェアです。ただし30日間は無料でフル機能を試用することができます。

緊急起動ディスクを作る作業はCD-R1枚作っちゃったらお終いですから、最初から、30日過ぎたらアンインストールするつもりで、無料で使い倒すということも出来ます。もちろん作成したディスクは使用期限に関係なく機能します。喩えるなら、デパ地下で、買う気もないのに高価なお菓子の試食品を試食するようなものです。

このような行為に抵抗がある方、またはアンインストールしても残るであろうゴミが気になる方もいらっしゃるでしょう。逆に、体験版として使えることを前提に配布しているのだから、30日間使う権利は当然のようにあると考える方も多いでしょう。使ってみて気に入ったらレジストしてみようと思う方もいらっしゃるでしょう。この辺は、御自分で判断していただければと思います。

◎準備すること

1.【WinImage】のインストール用ファイルをダウンロードしてきて、インストールしておいてください。

2.ntldr / ntdetect.com / boot.ini を用意して下さい。bootfont.bin もできれば用意して下さい(必須ではない)。

 起動トラブルが起きる前に事前に緊急起動ディスクを作っておこうという方、あるいは起動トラブルが起こっているが、同一OS、同一サービスパックの別PCが調達できたという方は、Cドライブのルートに、それらのファイルが存在するので、それを使えばよいでしょう。(フォルダオプションで全てのファイルが表示されるようにしておかないと見えません。*参考ページ) 起動トラブルが既に起こっており、同一条件のPCが調達できなかった方は、「別PCで緊急起動ディスクを作る」のページを参考に、当該ファイルを入手し、更にboot.ini の作成をしておいて下さい。

実際の手順

1.【WinImage】を起動します。レジスト前は下図のようなナグが出ます。OKをクリック。
起動ナグ
2.ツールバーの新規作成ボタンをクリック。
新規作成
3.下図のようなダイアログが開きます。標準的な1.44MBが選ばれていることを確認して、OKします。
1.44MB
4.下図のように、イメージ(I)→ブートセクタのプロパティ(B)...をクリック。
ブートセクタのプロパティ...
5.Win NT/2K/XP(N)ボタンをクリックし、作成中のフロッピーイメージのブートセクタを、NT系のものに置き換えます。

 この機能が【WinImage】ならではの物で、たとえWin 9X系のOS上で作業していても、NT系でフォーマットしたフロッピーディスクと同じ働きのブートセクタを書き込むことができるのです。緊急起動ディスクには、NT系のブートセクタが必須であることは、繰り返し述べてきたとおりです。

最後にOKで確定します。
Win NT/2K/XP
6.用意しておいたntldrなどのファイルを、【WinImage】の画面に追加します。メニューのイメージ→挿入からも出来ますし、ドラッグ&ドロップでも追加できます。この作業を完了すると、下図のようになります。
ファイルを追加
7.ファイル(F)→名前をつけて保存(A)...を選びます。
名前をつけて保存...
8.適当な名前をつけて保存します。この時にファイルの種類を、イメージファイル(*.IMA)に変更しておくことが重要なポイントです。
IMA
9.出来上がったイメージファイル(今の例では fd.ima)を、こちらのやり方で、CD-R(W)に焼いてください。


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