このページの方法は、当サイトのBBS(No.1523)に、蛸徳利さんが投稿してくださった内容を利用しています。蛸徳利さん、ありがとうございました。

Win9X系でフロッピーディスクドライブが無い場合のFDイメージ作成法

  1. Nu2BFI配布ページから、FDイメージ作成ツールである【BFI】をダウンロードし、解凍してbfi.exe を取り出しておく。bfi.exe はWinImageのSDKを使ったシンプルなフリーソフトで、Win9X系のMS-DOSプロンプト上でも問題なく作動する。
  2. 第11章を参考にして、EBDフォルダの中に、必要な21個のファイルを集めておく。
  3. FDイメージのブートセクタをWindows98タイプのものにするために、必要なブートセクタ用のファイルを作成する。具体的には
    1. Windows98のインストール用CD-ROMをExplorer で開き、\WIN98\NET10.CABを探す。
    2. NET10.CABの中から、rplboot.sys を抜き出す。
    3. rplboot.sys をバイナリエディタで開く。rplboot.sysをバイナリエディタで開く
      400番地から末尾の5FF番地までの512バイトが、Win98のFDブートセクタのバイナリになっている。
    4. 先頭0番地から3FF番地までの前半データを消去して、後半512バイト分のみを残す。その後、512バイトのサイズのファイルとして、名前をつけて保存する。(私は boot.bin と名づけた。)
  4. ここまでの作業で用意した bfi.exe・boot.bin・EBDフォルダを同一のフォルダ内に集めておく。
    3つの要素を同一フォルダに
  5. MS-DOSプロンプトを起動し、この階層をカレントにしておいて、以下のコマンドを実行する。
    bfi -f=ebd.ima -b=boot.bin EBD
    -fは出力するファイル名、-bはブートセクタとして埋め込むファイル名、最後にイメージに取り込むファイル群を収めたフォルダ名(相対or絶対パス)を指定する。詳しくはbfi -?を実行すればオプション形式が表示される。
  6. すると、同一フォルダ内に ebd.ima というFDイメージファイルが完成している。

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